【陽気なギャングが地球を回す】陽気なギャング達の続編は?伊坂幸太郎

伊坂幸太郎の陽気なギャングシリーズはもうお読みですか?
小説コーナーには似つかわしくないキャッチーな表紙で手に取った人も多いかと思います。

そのまま買って読んで欲しい。

絶対面白いので。現在シリーズは3部作出版されており、「陽気なギャングが地球を回す」「陽気なギャングの日常と襲撃」「陽気なギャングは3つ数えろ」の順に物語が進行する。

1作目は映画になっているがくそなので見ないでいいです。

俺の中の響野を返して欲しい。

陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎

表紙こんなだっけ?と思ったら文庫版が出てたんですね。3作目の3つ数えろの告知の際は、黄色、緑と来て次は何色かお楽しみに!という事でしたが赤でした。

ロマンはどこだ!?から始まる強盗。

人間嘘発見機のリーダー成瀬、演説の達人 響野、天才スリ師の久遠、そして正確な体内時計を持つ雪子の4人が銀行強盗を繰り返す物語。

小説と言うより漫画で読みたい。

なんせキャラが濃い。響野がほんとすきで仕方がない。小説のキャラクターって名前以外の情報が中々紐付かない事ないですか?私だけ?

陽気なギャングシリーズは続編があるのか?

なにはともあれ2作目の陽気なギャングの日常と襲撃から9年、3作目が出たときはまた響野に会える!と嬉しかったもんです。

作中でも時間が経過しており、地球を回すのころ小学生だった慎一が大学生に・・・と言うことで少なくとも6年程度時間が進んでいる様子。

シリーズ通してテンポ良く読めていいんですが、いかんせん読了感が軽い。今回も面白いんだけどさくっと火尻を懲らしめて終わりと言った感じ。

次回への謎を残すでもなく、ショートショートのような終わりでした。

3作品の発行年度は次の通り。

2003年 陽気なギャングが地球を回す
2005年 陽気なギャングの日常と襲撃
2015年 陽気なギャングは3つ数えろ

2年、9年と期間が空いている・・・数年空いたぐらいでは続編への希望が諦め切れませんね?

タイトルに込められた数字

陽気なギャングが地球を回す、以降の2作にはタイトルにナンバリングがされていますね。

日常(2ちじょう)、3つ数えろ・・・はそのままか。

伊坂作品の中で「グラスホッパー」「マリアビートル」などはそれぞれ作品世界がつながっていますが、続編と言えるかといえばそうでもなく、唯一伊坂作品の中でのシリーズ物と言える陽気なギャングシリーズ・・・シリーズであれば「完結」と言える作品があるのではないでしょうか?

3つ数えろでは、完結とはとてもいえませんでした。

 

頼むから、響野に合わせてくれ

 

出せば売れる作品だけに、続編は期待してもいいのではないでしょうか。

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